千葉県の北西部に位置する人口490,256人の市(2018年6月1日現在)。都心から約20kmという立地であり、6本の鉄道が市内を走ることもあり首都圏の住宅都市として発展を続けている。
2016年には東部小学校の児童数増により、分離校として東松戸小学校が開校。現在、市内には小学校45校、中学校20校が設置されている。
児童の集中力が継続する効果的な授業を先生の負荷を減らしながら実現
千葉県の松戸市教育委員会では、市内の小中高校の普通教室への電子黒板の導入を積極的に行い、教育現場におけるICT環境整備を進めている。実物投影機を使って教科書や副教材、プリントなどを電子黒板に拡大表示することで、児童にとっては「何のどこを見ればいいのか」が明確になり、先生にとっては拡大用の教材を用意する手間がなくなるといった効果を上げている。
従来の授業の課題
- 先生の説明箇所を児童が把握できない手元の教科書や副教材、プリントのどこに注目すればいいか把握できていない児童がいても、先生がフォローしきれない場合がある。
- 模造紙に拡大など授業準備が負担に教材で強調したいページを模造紙に拡大するなど授業に工夫をしているが、事前準備に時間がかかり、先生に作業負荷がかかっている。
- 黒板の板書に時間がかかる
教科書の文字を黒板に転記する時間や、別の内容を書くためにそれまでの板書を消す手間は、蓄積するとかなりの時間を消費する結果に。
「xSync Board」でこう解決!
実物投影機での拡大表示で実際に使う教材を指差し
電子黒板に拡大して映し出された教材を、先生が指差ししながら説明したり、重要な部分を線や丸囲みで強調したりすることで、児童は「今どこの説明が行われているか」を一目で把握できる。
特に低学年を中心に、今授業で何をやっているかのフォローを必要とする生徒もいるが、児童は電子黒板に注目していれば、直観的に何を差しているかが把握できるので、先生のフォローが最低限で済む。また、児童も机の上の教科書と、先生や板書というように視線を切ることがないため、集中も途切れない。
教科書や教材を模造紙などに拡大する準備が不要
実際に使用する教科書などを、そのまま実物投影機で拡大できるので、事前準備の時間が大幅に削減できる。
教科書を拡大表示させた電子黒板の画面に、文字を書き入れても画面上で消すことができるので、模造紙などを複数用意する必要がない。
電子黒板の画面への書き込みや消去もスピーディー
教科書などをそのまま拡大できるので、転記の手間もかからず、画面上に指や電子ペンで書き込んだり、ボタン操作による消去が簡単にできる。
文字色や線の太さなども簡単に変更でき、児童に注目させたい場所の強調もスムーズに行える。
「xSync Board」選定のポイントは?
操作が簡単でICTを活用した授業がスムーズに行えるか?
先生が戸惑うことなく簡単に扱え、スムーズに授業を進行できる操作性であること。
- 指や電子ペンでの書き込みなど、直感的な操作が可能
- よく使う機能を集約したイージーコントローラーでスピーディーに操作を切り替え
先生の業務負荷を低減しながら、クオリティの高い授業が行えるか?
教育現場の課題である、先生の長時間労働を解消できること 。
- 実物投影機により教材を電子黒板に拡大表示できるので模造紙など資料の事前準備の負荷が低減
- 教材の内容を黒板に転記する時間が不要になり密度の濃い授業が可能に
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お客様の声
電子黒板導入は教育現場の労働環境改善にも効果
松戸市立牧野原小学校 校長(前 東松戸小学校 教頭)
野﨑 隆 先生
私は松戸市教育委員会の教育情報センター勤務の際に、電子黒板などICTの教育現場への導入に携わりました。電子黒板導入にあたり、従来の授業の進め方が変わることから、特にベテラン教員などから不安の声も上がっていたことは確かです。
しかし、従来の黒板も組み合わせて使いますし、教科や単元によって電子黒板に向いている内容、不向きな内容もありますので、すべての授業を電子黒板で行うわけではありません。実際に活用してみて電子黒 板の長所がわかってくると「この部分は電子黒板で」というような工夫は、やはりベテラン教員の経験が強みになります。
教員の長時間労働が課題となっている中、児童にわかりやすい授業を行える上に、授業準備の時間が短縮できるという点でも電子黒板を評価しています。
電子黒板を活用した授業は児童の目の色が変わる
松戸市立松飛台小学校 教頭(前 東松戸小学校 教諭)
大野 寿 先生
子どもたちは家庭でスマートフォンやタブレットに触れる機会が多いこともあり、電子黒板にはとてもすんなりと馴染んでいます。特に説明をしなくても、教員が使っているのを授業中にちょっと見ただけで、電子黒板に書き込んだりすることは、普通にやっています。電子黒板を使う授業は、児童も大変楽しみにしています。表情も生き生きとして、集中力も増すように見えます。
まだ、活用し始めてさほど年月も経っていないため、教員同士で「こんな活用法が有効だ」というようなノウハウの共有などは行えていませんが、今後は他の教員の授業も参考にしながら、より良い活用法を研究していくことになると思います。
電子黒板は児童の反応を見ながら「ここを拡大して見せよう」ということが臨機応変に行えます。実際に授業で電子黒板を使ってきた経験からすると「電子黒板なしの環境には後戻りできない」というのが正直な感想です。
松戸市立東松戸小学校における
xSync BoardとxSyncの活用法
松戸市教育委員会では、市内の小中高校の教育現場におけるICT活用の一環として電子黒板「xSync Board」を導入している。2016年4月、松戸市内で29年ぶりに新設された東松戸小学校も「xSync Board」を活用している。
松戸市立東松戸小学校
都心へのアクセスの良さから、人口が急増する東松戸駅近隣の松戸市立東部小学校から分離校として、2016年4月に新設。北総線松飛台駅のすぐそばに位置し、限られたスペースを有効活用した設計やバリアフリーであることも大きな特徴。
全普通教室に「xSync Board」と実物投影機を整備
先生は実物投影機で教科書や副教材、プリントなどを電子黒板に拡大して表示。先生が拡大画面を指差ししながら説明することで、児童は手元の教材のどこを先生が説明しているのかをひと目で把握できる。
電子黒板への書き込みもスムーズ
実物投影機で拡大表示した「xSync Board」の画面に、指や電子ペンで簡単に書き込みができる。ペンの色や太さなども柔軟に変更可能。
よく使う機能を集約した「イージーコントローラー」のボタンを押すことで、スムーズな授業が展開できる。
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