遠隔教育支援システムは、『窓・ドア』のようなもの
〜 スッと繋がり、開けたら違う景色が見える 〜
広島県 広島県教育委員会 様
- ICT教育
- 教育
- 一体型電子黒板
- xSync Board
- 書画カメラ(実物投影機)
- L-12W
- xSync Prime Academic
- 遠隔教育
- COREハイスクール・ネットワーク構想
●導入背景
●機器構成と機器の役割
●遠隔教育システムを導入して
遠隔授業の取り組みが、教員のICT活用指導力の向上につながっています。
広島県立福山誠之館高等学校 教務主任 髙田 和美 先生へ直撃インタビュー︕
双方向書き込みで遠隔授業でも実際の対面授業と同じことができるのが凄い︕︕
広島県立福山誠之館高等学校
教務主任 髙田 和美 先生
導入背景
広島県教育委員会では広島県の遠隔教育の充実を中山間地域の学校の活性化を図るための支援策の一つとしています。県立高校の生徒が遠隔教育を通じて、多様な意見にふれ、多様な価値観を受容できる環境を創出すること、多様な進路実現に向けた教育・支援は、中山間地域の学校だけでなく、都市部の学校の教育活動の質の向上をもたらすと考えています。
広島県では、令和3年度から県の事業として『中山間地域における遠隔教育の充実』の取り組みを開始しました。中山間地域の小規模校3校と都市部の学校1校の4校からなるコンソーシアムを3つ構成(西・中央・東※)し、遠隔教育システムによる学習環境を各学校に整備しました。遠隔教育先進県への視察や情報収集により、高知県の事例を参考にして、一体型電子黒板 xSync Board 2台(86型、65型)、遠隔教育支援サービス xSync Prime Academic、実物投影機 L-12W、パソコンやマイク&スピーカーといった機器で構成された遠隔教育システムを整備しました。
※東コンソーシアムは、文部科学省 COREハイスクール・ネットワーク構築委託事業です。
遠隔教育システムを導入して
コロナ禍を経験した後での遠隔教育システムの導入は、非常にタイミングが良かったと思います。休校措置がとられ、何とかして授業を補償したいと教職員が一丸となり、動画を作成したり、コンテンツの扱い方を本格的に検討し、取り組んできました。それを1年間経験したことで、遠隔授業に対しても抵抗感なくスムーズに進めることができました。
遠隔授業により、中山間地域の学校の生徒が専門性の高い教科・専門的な授業を受けられるようになりました。この遠隔教育システムの導入により、リアルタイムで資料や書き込みの共有ができ、受信校側からの書き込みも先生と瞬時に共有ができます。リアルタイムな双方向書き込みにより、これまでできなかった活動が可能になり、生徒も授業へ参加できる面白さがあります。授業以外にも、高校説明会や校外の講師による研修会等でも活用し、大きな反響がありました。また、東コンソーシアム4校の総合的な探究の時間で、地域との取組や、研究発表をするなど、合同発表会を開催しました。他校の取り組みや発表を聞くことで、生徒にとって今後の活動の刺激になっています。電子黒板があるからできること、新たな活用方法を模索しています。
一方で、これまでに面識のない生徒に対し、遠隔で授業を行う難しさも感じています。ダイレクトに生徒の反応が伝わらない、生徒一人一人の表情や、書いているノートの内容が確認できないこと等が理由です。それを解消するために、受信校側には授業をサポートする先生がいます。生徒や教室でのフォローを担って下さることで、スムーズに授業を進めることができ、次の授業への改善にもつながります。
今後は、生徒会や部活動、配信校同士・他県の学校との交流等、授業以外での活用も広げていきたいと思っています。
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