「ELMO コラボレーション」を活用した
オンライン相談ブースを導入
対面の良さはそのままに、遠隔地からも簡単にアクセス可能

厚生労働省 青森労働局 様

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遠隔地にいながら相談ができる「ハローワークオンライン相談ブース」
簡単な操作・表情の見える安心感で、利便性の向上を目指す

県内西北五地域の広範囲を管轄とする、青森県労働局ハローワーク五所川原。遠方に住む利用者は車で数時間かけて窓口まで赴かなくてはならず、アクセスが困難という課題があった。そこで青森労働局では、利用者が居住地域にかかわらずストレスなくサービスを享受できるよう、遠隔地の自治体施設内に個室ブースを設置。IT機器を持たない利用者も、手軽にハローワークとオンライン相談ができる環境を整えた。オンライン相談のシステムとして導入された「ELMO コラボレーション」は、対面と同じような感覚でお互いの表情が見え、同じ資料を同時に確認しながらやりとりが可能。より多くの利用者に寄り添える体制となり、サービスの可能性が広がった。

導入にあたっての課題

IT機器への抵抗感をいかに軽減できるか

普段IT機器を使わない方に苦手意識を抱かせることなく、気軽に利用してもらえる環境を整備する必要がある。

対面と同じ感覚でスムーズなコミュニケーションをとるためには

お互いの表情が見えるのはもちろん、職員が提示する資料や利用者が持参した履歴書を一緒に確認しながらやりとりするにはどうしたらいいのか。

「ELMO コラボレーション」でこう解決!

デジタルにありがちな複雑な操作は不要 ワンタッチで相談スタート

キーボードやマウスは使用せずに、タッチディスプレイで直感的な操作が可能。利用者はブースに着席して画面のボタンを1回タッチするだけで相談を始められる。

相手の表情も手元の書類も同時に確認ができる

「ELMO コラボレーション」により、ハローワーク窓口と遠隔地の個室ブースを接続。手元の書類もブースに設置されているカメラに映して画面共有や書き込みをしながら相談することができる。対面のような感覚で安心感のあるコミュニケーションが可能に。

「ELMO コラボレーション」選定のポイントは?

操作が複雑ではないか?

IT機器に不慣れな利用者も、迷うことなく操作ができること。

  • ワンタッチで「ELMO コラボレーション」へ接続、直感的でスムーズな操作が可能
  • わかりやすいアイコンで誰でもすぐに使いこなせる

双方で同じ画面を見ることができるか?

職員側の操作説明と利用者側から見える画面に齟齬が生じないよう、事前予告なく画面レイアウトが変更されないこと。

  • 画面の切替え時に音で通知されるので、知らぬ間に双方が別々の画面を見ていることがない
  • 画面に書き込みながら説明ができるので、伝達の食い違いをなくせる

不安定な通信環境でも、途切れないか?

Web会議の切断や音切れがなく、スムーズなコミュニケーションを図れること。

  • 狭帯域下であってもやりとりを成立させるため、会議継続と音声通話の品質を第一に設計
  • クリアな音声で聞き取りやすい

お客様の声

誰でも使いやすいWeb会議システムで、遠方居住者のサービス利用促進

ハローワーク五所川原の管轄地域は、鰺ヶ沢町までは車で約40分、深浦町までは約1時間20分、同町の秋田県との県境までは約2時間と非常に広範囲となっています。冬は日本海特有の雨雪や強風がハローワークまでの移動をさらに困難な状況とします。
そこで、遠方にお住まいのお仕事を探されている方がストレスなくハローワークのサービスを利用できるよう、自治体施設内にオンラインブースを設置し、IT機器を持っていない方でもハローワークとオンライン相談ができる環境を整えることとしました。

無人のオンラインブースを設置するにあたって、利用される方のIT機器への苦手意識を払拭し、抵抗感なく利用していただくにはどのような環境がよいか、当初は見当がつきませんでした。ハローワークの窓口での相談と同じように、お互いの表情が見え、同じ資料を一緒に見ながら説明や相談をできるようなシステムを探した結果、「ELMO コラボレーション」の導入が決まりました。

窓口での対面の相談からオンライン相談に変わっても、対面時の利点を極力損なわずにサービスを提供できています。例えば、窓口でのお仕事探しの相談の時に求人票や応募書類にマーカーを引いたりするのと同じ感覚で、オンラインでは書画カメラを使って画面共有した資料にディスプレイ上でラインを引くなどの強調が簡単にでき、書き込みをすぐ消すこともできる。また、利用者だけではなく、IT関係が得意ではないスタッフも一般的な操作はすぐ習得でき、使用しやすいです。

自治体の窓口から、ハローワークでの相談をご案内いただく際に、従来は「ハローワークに行ってご相談ください」とご案内いただくしかありませんでしたが、お気軽に利用いただける環境ができたことによって「近くにオンライン相談ブースがあるのでご利用してください」とご案内ができるようになり、一層自治体とハローワークの連携がしやすくなりました。

現段階では求職者、雇用保険受給者など一般の方を利用者として想定していますが、今後は、オンライン環境が未整備の事業所の方との求人サービスなどにも、活用の範囲を広げていきたいと考えています。

青森労働局 職業安定部 職業安定課 様

青森労働局様における
「ELMO コラボレーション」+個室ブースの活用イメージ

五所川原のハローワーク窓口と鰺ヶ沢町、深浦町の
自治体施設内にそれぞれ設置された個室ブースを
「ELMO コラボレーション」で繋ぐ
「ハローワークオンライン相談ブース」

ハローワーク窓口とワンタッチで繋がる「オンライン相談ブース」

個室ブースは高い防音性が特長の「テレキューブ」を使用。圧迫感のない広めのスペースで、周囲を気にすることなく安心して相談をすることができる。

ブースへの入退室は、事前の予約を元にハローワーク側にてブースのスマートロックを遠隔管理しており、セキュリティ面も万全だ。

「ELMO コラボレーション」×書画カメラで対面のようにスムーズに

室内のデスクには、「ELMO コラボレーション」用のタッチディスプレイ一体型端末と書画カメラ(非接触型スキャナ)を設置。ディスプレイに双方から書き込みができるので、より正確な情報伝達が可能だ。また、手元の資料に直接書き込みをしながら、それを書画カメラに投影することによって共有ができる。高解像度カメラのため、薄い文字、小さな文字も判別可能。その使用感は、デジタルの利便性とアナログの使いやすさを兼ね備えている。

鯵ヶ沢中央公民館と深浦町役場の2か所設置された相談ブースは、基本は予約制だが、状況により随時利用可能。アクセス性の向上により、さらに多くの人にとってハローワークのサービスが身近となることが期待される。

関連リンク

厚生労働省 青森労働局

青森県は、本州最北端に位置し、三方を海に囲まれ中央には県内を二分する奥羽山脈がそびえている。立佞武多や白神山地など、豊かな文化と雄大な自然を擁する。今回システムを導入したハローワーク五所川原は、五所川原市をはじめ、つがる市、西津軽郡など西北五地域の広範囲を管轄とする。

組織名
厚生労働省 青森労働局 様
URL
https://jsite.mhlw.go.jp/aomori-roudoukyoku/home.html
住所
青森県青森市新町2-4-25

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