
「ELMO DXテーブル」で体制を可視化
多くの川が流れる埼玉県草加市。同市はもともと風水害が多く、近年は大雨の増加や台風の激甚化が懸案となっていた。そこで令和5年(2023年)5月、新庁舎の建設に合わせて「災害対策室」を設置。総合防災システムの導入とともに「ELMO DXテーブル」を配備し、防災体制の強化を実施した。これまで災害時には電話やファックス、メール、スマートフォンのメッセージなど、多岐に渡る情報を集約することに課題があったが、システム化により改善、さらに情報共有もスムーズになった。また、災害対策室の中心に「ELMO DXテーブル」を置くことで体制を可視化し、市職員の意識向上にもつながった。
従来の災害対策における課題
情報共有に時間がかかっていた
以前は災害が起こると会議室に災害対策本部を設置し、情報共有は個々のPC画面をその都度プロジェクターにつないでスクリーンに表示していた。そのため情報の全体共有が非効率だった。
情報の集約がアナログ手法で煩雑だった
電話やメール、ファックスなどからくる情報をホワイトボードに書き込んだり紙を貼ったりしていたため、情報の集約に手間がかかっていた。
災害対策本部の状況が可視化されていなかった
災害対策本部の業務が可視化されず、他のフロアや出先機関との意思疎通がスムーズに行えていなかった。
「ELMO DXテーブル」でこう解決!

災害時の情報を一元管理
災害時には、カード化された複数の情報を「ELMO DXテーブル」上に同時表示。様々な情報をテーブル上で比較、俯瞰することが可能となった。

大画面で情報を共有
ファックスなどの書類も付属のスキャナーで取り込んで「ELMO DXテーブル」に拡大表示することが可能に。大型プロジェクターとも接続でき、災害対策本部での情報共有が迅速に行えるようになった。

「ELMO DXテーブル」がシンボルとなり職員の意識向上に
災害対策室に設置した「ELMO DXテーブル」が危機管理体制のシンボルとなり、職員全体の意識向上に繋がった。
「ELMO DXテーブル」選定のポイントは?
防災システムと連携するか
市の総合防災システムと連携できること。
- 各社の総合防災システムでの連携運用実績が豊富
- デモ機の試用などにより導入前の運用確認が可能
オペレーションがしやすいか
複雑な技術が不要で直感的に操作できること。
- 特別な知識が不要のわかりやすいユーザーインターフェース
- スマホ感覚で直感的操作が可能なタッチ式
「災害対策室」のシンボルとなるか
見た目に存在感がありシステムの中心となること。
- テーブル型で唯一無二の存在感
- 様々な機器と連携し、システムの中心的な存在
お客様の声

存在感や見た目のインパクトは重要
草加市では令和5年、新庁舎ができた時に「災害対策室」が新たに設置されました。それに伴い業務をシステム化することになったのですが、さまざまな検討をする中で「ELMO DXテーブル」が候補に上がりました。以前よりご提案をいただいていたのですが、改めてデモ機を見させていただいたところ庁内でも高評価だったので導入に至りました。
導入にあたっては、使い勝手や機能はもちろん大事なのですが、見た目のインパクトや存在感も重要な要素だと思っています。何かを新しくする時には「目に見えて変わったもの」があると自然と内外にアピールできますし、これまであまり可視化されていなかった危機管理の業務が他の部署や出先機関の職員にも伝わるようになり、職員の意識も向上したと感じています。
実際の使用感としては、これまでメールやファックス、電話対応したメモなどをホワイトボードに貼り付けて情報共有を行なっていたのですが、そういったアナログ手法からデジタルで一括管理できるようになったのが大きな改善点です。ホワイトボードに書いた情報や書類は災害後に残らないことも多々あるのですが、デジタル化によってデータとして蓄積されていくのも有益だと考えています。
今後は災害時だけでなく、オンライン会議など平時でも利用していきたいと思っています。複雑な技術を必要としないのも良いところで、多くの職員が使えるようになるとさらに活用の場が広がると考えています。
埼玉県草加市 市長室 危機管理課
主任
田端 詠美子 氏
埼玉県草加市役所様における「ELMO DXテーブル」の活用法
災害対策室に設置された「ELMO DXテーブル」は120インチサイズのプロジェクター2台と55インチのディスプレイに接続され、最大4画面への表示が可能。



届いたファックスなど紙の書類は接続したスキャナーでそのまま取り込めるほか、付属のモバイル端末用画像送受信ソフトウェア「VisualSync」によって同一ネットワーク内のスマートフォンの画面も大画面で共有できる。
VisualSync連携
VisualSyncは「ELMO DXテーブル」付属のモバイルデバイス(iOS・Android)用アプリケーションソフトウェア。VisualSyncをインストールしたデバイスから「ELMO DXテーブル」に対して接続することで、相互データ通信が可能。コンテンツへの書き込みもできる。
※モバイルデバイスを「ELMO DXテーブル」と同一ネットワークに接続することが必要
※やり取りできるデータは静止画データのみ

関連リンク

「埼玉県草加市 市長室 危機管理課」は、草加市における危機管理と防災対策を担当する。風水害などの災害時には市の建設部や上下水道部、消防、警察、自衛隊などとの調整を行い、その対策にあたる。平時には市民への防災活動の啓蒙や避難所の整備も担う。
- 組織名
- 埼玉県草加市役所 様
- 住所
- 埼玉県草加市高砂1-1-1
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