紙に代わり「ELMO DXウォール」で
防災マップの作り方をレクチャー

東京消防庁 池袋防災館 様

  • 緊急対策
  • ELMO DXウォール
  • Facebook
  • twitter
  • Line

さまざまな防災体験ができる「池袋防災館」
「図上訓練コーナー」に「ELMO DXウォール」3台を導入

池袋駅から徒歩5分、防災に関するさまざまな体験ができる東京消防庁の施設「池袋防災館」。施設内の「図上訓練コーナー」では、災害に備えた「防災マップ」の作り方を体験学習することができる。以前は大型紙を用いたアナログスタイルのレクチャーを行っていたが、コーナーのデジタル化を目指し、新たに「ELMO DXウォール」を導入した。

3台の「ELMO DXウォール」を連動させることで1名のインストラクターでも大人数へのレクチャーが可能に。さらにはコンテンツのデジタル化による、準備やレクチャー時間の削減など、全体運用の省人化とコスト削減を実現した。

「ELMO DXウォール」導入前の課題

ランニングコストの負担

従来は大型紙を使用し、手描きで防災マップを作成していた。そのため、消耗品の費用が掛かっていた。

インストラクターの負担

事前の準備や、体験コーナーの参加人数に合わせた人員の配置など、インストラクターへ負担が掛かっていた。

「ELMO DXウォール」でこう解決!

大型ディスプレイでペーパーレス化を実現

大画面(65型)の「ELMO DXウォール」を使用することで、地図を描くために配布していた大型紙を削減することができた。
指でのタッチ操作が可能なため、ペンなどの盗難・紛失のリスクや補充の手間が軽減された。

業務時間や労力の削減に

「図上訓練コーナー」では「ELMO DXウォール」1台で少人数参加の対応ができるのはもちろん、3台を連動させることによって、1名のインストラクターでも最大30名規模でのレクチャーが可能となった。
また、以前は大きな紙に地図を描き込んでいたため、準備にもレクチャーにも時間を要していたが、「ELMO DXウォール」を採用してからは、デジタルコンテンツを活用することで時間の短縮が可能になった。

「ELMO DXウォール」選定のポイントは?

「図上訓練」をデジタル上で行えるか?

災害が発生した際の「危険箇所」や、防災に活用できる「施設」や「設備」を地図上に記していく「防災マップ」。その作成をデジタル上で行えるかどうかを重視。

  • 「ELMO DXウォール」ではマップを表示させ、フリーハンドで直感的に描き込むことが可能。
  • 画面はマルチタッチを採用。複数人で同時に操作・書き込みが可能。

コストや労力の削減になるか?

1名のインストラクターによるオペレーションのため、大人数へのレクチャーに対応できるか。その労力やランニングコストを低減したい。

  • 「ELMO DXウォール」は複数台を接続することで容易に画面共有が可能。
  • Microsoft OfficeファイルやPDF、ブラウザ等、様々なファイルフォーマットに対応。パソコンやインターネットのコンテンツをそのまま表示、活用ができる。

お客様の声

ランニングコストが削減された

「池袋防災館」の運営は東京消防庁の管轄のもと東京防災救急協会に委託しており、機器の選定は東京消防庁で行なっていました。平成21年(2009年)からは館内に「図上訓練コーナー」を設置し、タッチペンを使用した機器や大型紙を使った「防災マップづくり」を実施していましたが、令和3年に故障した際、導入から時間が経過しており、 修理ができずに休止となっていました。そこで、新たな機器として 「ELMO DXウォール」を導入しました。

「池袋防災館」の運営にはどうしてもコストがかかってしまうのですが、アナログで実施していた時に発生していた紙・印刷代といった消耗品が不要となることや、コンテンツの事前準備にかける作業を低減できることが「ELMO DXウォール」のメリットです。コストパフォーマンスはとてもいいという印象です。

今後の体験コーナーのユーザー体験向上にあたっては、利用者が作成した「防災マップ」を二次元コードで読み取って持ち帰っていただくなど、さらにデジタルならではの活用をしていけたらと考えています。

上記も踏まえて、当コーナーの機器用にインターネット環境を用意しました。ネット環境があると利便性も高まるので、同様の体験コーナーを検討される施設事業者は、検討をされた方が良いかと思います。

また「ELMO DXウォール」のますますの利活用を検討した折に、館外で使用したことがあります。自治会や町内会の防災訓練や出初式での活用を考えたのですが、輸送に苦労しました。
運搬の手段や、輸送を想定した製品改良がさらになされれば、より活用できるのではないかと考えています。

東京消防庁 防災部 防災安全課地域防災係
消防司令補 下田 一久 氏

活用の仕方は無限大

インストラクターは基本的に1名なのですが、3台のうち1台を操作すると残り2台にも同じ内容が表示されるので、大人数の来館者にも対応できています。

インストラクターのほか、操作を習熟している職員も増えてきたので、今後はさらに拡張した使い方を検討したいと考えています。レクチャーを行っていない空き時間などには、デジタルサイネージのようにコンテンツを表示したり、書き込み機能を使ってぬりえができるようにするなど、来場者が楽しみながら防災を学べるような仕掛けもしていけたらと思います。

今後、同じように導入を検討される施設の方へお伝えすることがあるとすれば、「その地域で何をやりたいか」という点を大事にされるといいということです。「ELMO DXウォール」単体で完結するものではないので、「製品の機能」と「やりたいこと」を掛け合わせた運用を考える必要を感じます。もし可能であれば、機能を活かしてやりたいことを実現するアプリの開発なども導入とともに考えられると、さらに活用の幅が広がるのではないかと思います。

東京消防庁 池袋防災館
館長 矢作 寛之 氏

池袋防災館様における「ELMO DXウォール」の活用イメージ

池袋防災館にある「図上訓練コーナー」では、「ELMO DXウォール」に映し出されたマップを見ながら、災害発生時における危険な場所や防災に役立つ施設などをマップに記して学ぶことができる。

3台の大型ディスプレイに同じ映像を映すことができるため、30名程度の来館者にも対応可能となっている。

関連リンク

東京消防庁 池袋防災館

池袋防災館は、楽しみながら地震の揺れの体験、初期消火や応急救護、火災の煙からの避難要領など、防災に関する知識や技術を学べる体験施設。池袋駅から徒歩5分の場所にあり、町会・自治会の防火防災訓練や、学校や企業新入社員に対する防災教育などにも活用されている。

組織名
東京消防庁 池袋防災館 様
URL
https://www.tfd.metro.tokyo.lg.jp/taiken/ikebukuro/index.html
住所
東京都豊島区西池袋2丁目37番地8号

弊社製品・サービスについて、お気軽にお問い合わせください。