子どもたちの「やりたい!」を育てる
プログラミングロボット“Root”
- ● 導入背景
- ● 様々な授業でRootを活用!
- ●「つなぎたい!」「やりたい!」の気持ちづくり
Rootは、子どもたちの 「つなぎたい!」「やりたい!」気持ちが高まる教材です。
阿久比町立東部小学校 権田 優菜 先生へ直撃インタビュー!
教科を問わず様々な授業で活用!
3段階のレベル構成で個別最適な学びを実現
導入背景
もともとは、アイロボットの「みんなでRoot!プロジェクト※」に当選し、Rootを6台頂いたことが導入のきっかけです。
ただ、6台だと授業で活用するには少し数が足りず・・・。そこで、ちょうどコロナ対策の予算があったということもあり、本校は40人の学級が最大人数なので、それなら少しでも40台に届くように揃えてみようか、ということでさらに30台導入しました。
現在、Root以外のプログラミング教材も並行して導入しているのですが、Rootは置き場所をとらず、細かい部品もないので管理面でとても助かっています。40人が教室に入ると窮屈な状態なので、場所を取らずに活用できるものってかなり大事だと思います。
※抽選で1校につき6台、合計1,000台のロボットが無償提供されたプロジェクトです。
様々な授業でRootを活用!
今回は6年生音楽の「音のスケッチ」という、音作りを行う小単元のところで活用しました。本来であればリコーダーで行う単元ですが、コロナの影響もありやりづらいため、Rootで代用して行いました。
今回はレベル2のコードを使いましたが、もともと指導案を検討した際は、音の長さを選択する際に四分音符、八分音符などのアイコンが出てきてわかりやすいレベル1でやろうと思っていました。けれど、子どもたちに音の長さを分かってもらうためにはレベル2のような数字が入っていた方が良いかと思い、レベル2に変更しました。
また、説明がわかりやすいようにコーディングブロックを大きく印刷し、黒板に貼って子どもたちに見せました。
その他にも総合の時間にRoot付属のホワイトボードシートを使って、自分の進みたい方向に進めるにはどうコーディングしたらいいかを考えさせたり、指定した8個のマスを通ってゴールするためのコーディングを考えさせたりしました。
「つなぎたい!」「やりたい!」の気持ちづくり
Rootはタブレット上でコーディングして再生までできるので、一人一台なくてもプログラミングを体験できるところがありがたいですね。
あと、データの保存もデスクトップでなく「iRobot Coding※」上でできたり、クラウド上でダウンロードコードを使ってプログラムのやりとりができたりもするので、教師側から何か作りかけのものを子どもへ共有できるのも便利だと思います。
ただ、やはりタブレット上だけでできるのは便利で良い反面、リアルなプログラミングロボットがあると子どもたちの中で「つなぎたい」「やりたい」という気持ちが高まり、活動へのモチベーションが上がるところが一番助かってるなと思います。子どもたちはRootが自分の指示どおりに動くと、とても喜んでいます。
今は、Rootに番号を振って管理しているのですが、ゆくゆくは全校で募集した名前を付けようと思っています。その方が、子どもたちも愛着を持って大事にしてくれるだろうなと思いますし、なんといっても36人兄弟なので、楽しいだろうなあと思います。
タブレットもやっと下の学年まで整備が進んで使い始められるようになってきたので、今後は、下の学年でもRootを授業で活用していきたいですね。
※Root専用のコーディングページです。OSの種類によって、アプリ版とブラウザ版がございます。
機器構成
- 組織名
- 愛知県阿久比町立東部小学校 様
- 住所
- 〒470-2204 愛知県知多郡阿久比町宮津宮平柴15-2